100年後の学生に薦める映画 2112本

未来の皆さんに価値ある2112本の紹介を目指します。100年後に現在の映画ビジネスは無くなっているという前提。

『どですかでん』 100年後の学生に薦める映画 No.1792

100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ

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MOVIE No.1792『どですかでん

1970 日本

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[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]

キラキラした作品。最強の監督、黒澤明監督が手がけた最初のカラー作品。筆者が鑑賞当時考えたのは、その色合いについて。白黒映画が闇を掘り下げて行く芸術だとすると、「カラー映画」は光を扱う芸術。だから黒澤監督は、ただの色付き映画ではなく、ゴミ溜めの中に宝石のようにキラキラ輝く「光」の作品を作ろうとしたのではないか、と思ったのである。
残念ながら誰の目から見ても興行的に失敗しており、過去の素晴らしい作品はともかくとして、黒澤監督は以後作品を作れない不遇な境遇が多々現れるようになる。興行的に失敗してしまった理由は、観れば判る。少なくとも一般大衆が飛びつくようなものになっていない。だが、一つ一つの描写を観ていると、やっぱり面白い作品であるし、美しい。
100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。

[DIARY 筆者の思い出]
DVDで鑑賞。

[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★

FOR A.D.2,112 : ★★

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written by kiyasu   2013/5/7 第一稿
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