100年後の学生に薦める映画 2112本

未来の皆さんに価値ある2112本の紹介を目指します。100年後に現在の映画ビジネスは無くなっているという前提。

『レスリング・ウィズ・シャドウズ』 100年後の学生に薦める映画 No.1809

100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ

MOVIE No.1809『レスリング・ウィズ・シャドウズ』

1998 カナダ

レスリング・ウィズ・シャドウズ [DVD]

[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]

「You Screwd Bred!(お前はブレットをはめた!)」。このドキュメンタリーと、その30年後に起きた一連の出来事を合わせて、プロレスの深さが判る。
 
この映画は、当時のWWFというプロレス団体の"横綱級スター"であった、ブレット・ハートが、団体に騙し討ちされる伝説的事件の裏側が記録されている。この映画は、カナダ人スターであるブレット寄りのものに思える。筆者としては、オーナーであるビンス・マクマホン氏の立場もかなり判ると考えるのだが、ともあれ事実としては、団体(オーナー)とブレットは、スポーツエンターテイメント界でも非常に有名なレベルでの絶縁状態となったのだ。カナダで公演すれば、渦中にいたショーン・マイケルズは「お前はブレットをはめた」の大合唱を受ける始末。裏の姿が公になったオーナー、ビンス・マクマホン氏は完全に悪役を演じていくようになった。
 
で、その後どうなったかというと、歴史的事件の決着は、ウン十年経ったリングで決着するのである。まず、衝撃復活したブレットはリングで、ショーンマイケルズと和解。その後、オーナービンスに詫びを要求。しかし、ビンスは詫びを拒否するように騙し討ち。色々あって、プロレス界最大のイベント『レッスルマニア』で、オーナー対ブレットの一騎打ちが行われるのであった。試合は微妙でも非常に歴史価値の高い一戦であったと言えよう。筆者が今この文章を書いている時点では、ブレットの日なるお祝いが収録されていた。映画の中で記録されている、あの絶縁状態からは考えられない。レスリングとはネバーセイネバーなのである。
 
100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。

[DIARY 筆者の思い出]
DVDをレンタルして鑑賞。

[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★★★

FOR A.D.2,112 : ★★

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written by kiyasu   2013/5/31 第一稿
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レスリング・ウィズ・シャドウズ【字幕版】 [VHS]

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