『我等の仲間』 100年後の学生に薦める映画 No.1466

100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ

MOVIE No.1466『我等の仲間』

1936 フランス

[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]

物語は、宝くじを一緒に当てた仲間達が、店を始めるというもの（そこから展開される物語についてはふせる）。設定が面白い佳作であり、ちょっと現実から離れた空気感が魅力的だ。

ある時期まで、不幸な結末の物語の映画は、別途ハッピーエンド版が作られやすかった。芸術性よりも興行収入を意識したバージョンが生まれていたのだ。そういう場合、元の不幸な結末版の方が、筆者は好きだ。元々想定されていたものでもあるので整合性が取れていると共に、余韻が残りやすいと考えるからだ。ただ、今回紹介する『我等の仲間』の場合は少々特殊な例で、ハッピーエンド版の方が好みである。この映画の始まり方がコメディ寄り、若しくは童話に近いものだと思っており、それにしっくりくる終わらせ方は筆者にとってはハッピーエンド版の方であったからだ。

100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。

[DIARY 筆者の思い出]
DVDで鑑賞。

[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★★★

FOR A.D.2,112 : ★★★

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written by kiyasu   2013/5/12 第一稿

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