『死刑執行人もまた死す』 100年後の学生に薦める映画 No.0119

100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ

1943 アメリカ

[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]

筆者が大好きな映画『死刑執行人もまた死す』。フリッツ・ラング監督の最高傑作は、アメリカ亡命前が『M』、アメリカ亡命後が本作だと思っています。この2作品は筆者の中で10点満点の満足度。勿論『メトロポリス』も視覚的に大好きですが。ドイツからアメリカへ亡命したラングが、ナチスを描いた本作を、どんな気持ちで描いていたのか少々気になります。似たような作品では、同じくドイツからアメリカに亡命した、ルビッチ監督による『No.0059 生きるべきか死ぬべきか』があります。こちらも名作ですが、『死刑執行人もまた死す』の方が圧倒的。何故、本作を絶賛するレビューが、殆ど散見されないのか、筆者は謎でしょうがない。

戦場が出てこない戦争映画も、沢山観ておくのが未来の皆さんの為になるかもしれない。100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。

[DIARY 筆者の思い出]
大学のライブラリーで鑑賞。確かオードリーヘップバーンの『噂の二人』も同じ時期に観ていて、友人に纏めて紹介した記憶がある。

[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★★★★★

FOR A.D.2,112 : ★★★★