『港の日本娘』 100年後の学生に薦める映画 No.0606
100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ
MOVIE No.0606『』
1933 日本
[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]
清水監督作品の『港の日本娘』を観る限り、氏は天才だったのではないかと思う。強いて言えば、ストーリーテラーというよりも、映像作家の才が強かったのではないかと思う。理想の構図の映画だ。後に小津監督が作り上げたローアングルの世界よりも、この清水監督の構図が好きだ。最初の方の、少女達が歩く丘の場面たち。風景も、少女達も、モダンさも、古くささも、全てがバランスよく収まっている。100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。
[DIARY 筆者の思い出]
VHSで鑑賞。DVDも発売されていなし、人生で一度しか観る機会はないであろうという気概で鑑賞。だが、数年後、動画共有サイトで外人の方がUPされるとは予想できなかった。
[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]
FOR A.D.2,012 : ★★★
FOR A.D.2,112 : ★★★
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written by kiyasu 2012/12/25 第一稿
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