『肉体の門』 100年後の学生に薦める映画 No.0143
100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ
MOVIE No.0143『肉体の門』
1964 日本
[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]
そろそろ鈴木清順監督作品を紹介しなければなりません。最初は『けんかえれじい』から紹介しようと思ったのですが、少々ストーリー重視の紹介が前半に偏っているので、もう少しビジュアルにインパクトのある『肉体の門(1964年版)』から紹介しようと思います。本作の良いところに娼婦の変わりゆく心理描写や時代性を挙げる人がいますが、筆者は、その点については、100年後の未来の皆さんまで共感させるほどの力はない可能性があると思っています。それよりも、絵作り。ときに赤、ときに緑、ときに汚れきった世界。筆者は何度、ビデオを止めてメモをしたことか。共感されるかどうかは不明ですが、川と橋など、映画が引き立つ舞台だと思います。100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。
[DIARY 筆者の思い出]
大学のライブラリーで鑑賞。
[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]
FOR A.D.2,012 : ★★★
FOR A.D.2,112 : ★★★★
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written by kiyasu 2012/8/20 第一稿
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