100年後の映画少年に薦める、『ダイハード』
2,112年の映画少年に、2,112本の映画を紹介します。
No.0049 『ダイ・ハード(1988年・アメリカ)』
DIE HARD
[FOR A.D.2,112]
別映画の紹介時にて、アクション映画を未来の学生に薦めるに当たり、3つの観点で選出していると書きました。今回は、脚本が素晴らしいこと、3つの続編が作られるほどの人気があったという歴史的観点から、『ダイ・ハード』を紹介します。何といっても、1作目が面白い本作。ビルの中でただ一人、テロリストに立ち向かう。味方はおらず、ビルを取り巻く味方となるべき人まで、主人公を非難する。孤軍奮闘という言葉が最も似合う映画かもしれません。また、完璧な男ではなく、私生活もよくない冴えない男を主人公に添えたのも、功をそうしました。自分の境遇に不満を言いながら戦う姿は、不格好だけどもカッコよく、ユーモラスにも見えます。本作により、主演のブルース・ウィルスは、有名俳優の一員となりました。原作では、中東の石油会社が舞台ですが、映画ではビルの持ち主は日本の会社。脚本家曰く、当時の情勢に合わせて舞台を変えたのだとか。ロサンゼルスに観光に行くと、バスガイドがビルの説明を始めるのが恒例でした。
シリーズをお薦め順に並べると、1作目>3作目>2作目=4作目 となるでしょうか。
100年後の皆さんも、興味あれば鑑賞されたし。
[OLD DIARY]
テレビで録画して鑑賞。
[RECOMMEND]
紹介映画のおすすめ度。
FOR A.D.2,012 : ★★★★
FOR A.D.2,112 : ★★★★