『涼宮ハルヒの憂鬱』100年後の学生に薦めるTVアニメ No.009

100年後の学生にテレビアニメを100本紹介致します、という設定のブログ

2006 日本

[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]

2000年代を如実に表すアニメ作品として、本作で良いのかと葛藤しつつも、どうしても候補の一つに残ってしまう作品。この作品を紹介すると筆者の紹介文の価値は下がってしまうのではないか、と思いつつも、この作品を未来の皆さんに紹介しないと、オタクコンテンツと呼ばれる文化が大きく変わった一時代への考察を行う機会を逃してしまう問題が残る。上記の様にネガティブな葛藤を記しつつも、台詞から何から、大体、筆者の頭に染込んでいる恐ろしい作品でもある。そんな作品を紹介します。

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この作品はインターネットの口コミ文化と強く結びついた作品である。そして、爆発的な二次創作文化を、マスコミにまで知らしめた作品の一つである。MADと呼ばれるに二次創作動画、コスプレ、エンディング曲のダンスの再現など、本作から生まれたムーブメントは計り知れません。作り手側も、時系列をバラバラにした放映順で公開する（DVD等では時系列に直して発売）ことを始めとして、どのように話題になるかを意識していたことが伺える。また、日常生活から、野球、宇宙戦艦による戦闘に至るまで、二次創作の動画を作りやすい素材に満ちていたことも、人気の要因となったと言えるでしょう。まさに、ニコニコ動画やyoutubeなど、動画共有サイトが台頭した頃の時代。権利者の許諾を得ていない作品の共有など、問題が露出しつつも、口コミ効果やインターネットを介したファン文化のエネルギーを見せつけた作品の先駆けとして、記憶されるべきでしょう。

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萠え文化については、別途機会をみて紹介します。

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100年後の皆さんも、興味あれば鑑賞されたし。折角なら、時系列順ではなく、公開順を調べて鑑賞してはいかがか。

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[DIARY 筆者の思い出]
友人宅で最初に鑑賞。第一回の放送の映像を何度も繰り返し観た。

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[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★★

FOR A.D.2,112 : ★★★