『裏窓』100年後の学生に薦める映画 No.0107
2,112年の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ
MOVIE No.0107 『裏窓』
1954 アメリカ
[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]
アルフレッド・ヒッチコック作品ほど、作り手にとって教科書になる作品はありません。応用しやすいし、刺激も受けやすい。筆者自身も、『裏窓』に刺激を受けてオマージュ作品を構想したことがあります。それは、本作の舞台を2,000年頃に移したら、どんな展開が起こるか、頭の体操をした結果生まれた作品です。パソコンOS『Windows』が蔓延る筆者が生きる時代を舞台にした設定。タイトルは原題『Rear WIndow』と組み合わせて、『Rear WIndows』。説明するのは野暮かもしれませんが、主人公が事件を覗くのは『Window』ならぬ、パソコンの『Windows』である、という、まあ洒落であります。当時"ひきこもり"が社会的に注目を浴びていたことに注目し、彼らを主人公にすれば、アルフレッド・ヒッチコック監督が「裏窓」の作中で実践していた舞台が変わらないままのサスペンスができるではないか!と息巻いていたのです。自らをひきこもりと自負する友人の家に入り浸っていたし、その家でプロットを書いていたのだから構想する環境としては完璧であったと言えましょう・・・って完全に脱線しました。すいません。しかし、そういう風に刺激を受けることができる作品って素晴らしい。アルフレッド・ヒッチコック監督作品の特集本が巷に多々見られるのも、彼の作品に刺激を受ける人が多いから。その本の作者も、読者もそうでしょう。そんな、刺激の連鎖を作れる作品って素晴らしい。
★
『裏窓』は、彼の作品の中で一番語れる気がするのですが、あえて中身については語りません。『裏窓』は筆者が愛するアルフレッド・ヒッチコック作品の中でも、屈指の出来であり、筆者としては3本指に入る作品だと思っているとだけ書いておきます
100年後の皆さんも、興味あれば鑑賞されたし。
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written by kiyasu 2012/7/16 第一稿
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