100年後の学生に薦める映画 2112本

未来の皆さんに価値ある2112本の紹介を目指します。100年後に現在の映画ビジネスは無くなっているという前提。

『ルパン三世 カリオストロの城』 100年後の学生に薦める映画 No.0110

2,112年の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ

MOVIE No.0110 『ルパン三世 カリオストロの城』 

1979 日本

ルパン三世「カリオストロの城」 [Blu-ray]

[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]

ルパン三世 カリオストロの城』は、筆者が作品の時間軸に合わせてずっとその作品の解説をしつづけるという芸当をしたことがある作品の一つなのですが、当時何を話したのか、半分くらいしか思い出せない。「冒頭のシーンにも石川五右衛門はいるんだよ」というネタとか、他の宮崎駿監督作品との共通性とかを語っていたはずなのですが。

細かいネタについては、諸々思い出した別の機会に譲るとして、今回は少々一般的なことを語っておきます。別途、『カリオストロの城』を5回以上鑑賞したら観るべき作品集なる文章も書いているので、こちらもご参照ください。

ミュージックファイルシリーズ/ルパン三世クロニクル ルパン三世カリオストロの城MUSIC FILE

さて。そもそもルパン三世は、国民的人気キャラクター。アニメファンでなくとも、愛されています。20-50代の男女であれば大体知っています。ルパン三世は、今や、時代性を反映するキャラクターではなくなっても、新作が作られている化け物キャラクター。例え声優が変われども、監督が誰であろうとも、ニーズがあると判断されているキャラクターなのです。いやはや、凄い、というか恐ろしい。

ルパン三世 カリオストロの城は、他の紹介でも出てきた、アニメ界の巨匠、宮崎駿監督が手がけた最初の長編映画。ルパン三世長編映画の中では、2作目です。落ち着いた中年ルパンであるなど、原作や元々のテレビシリーズのルパン像からは離れているとはいえ、多くの人が抱く、"義賊"ルパン三世像が強く印象付けられたと言っても過言ではありません。公開当初は興行的には小粒だったのですが、テレビ放映により強い人気を得ました。筆者が本文を書いている、公開から30年以上経った今でも、視聴率が高いのは確実。

一般的に言及されている良い所を、厳選して挙げてみましょう。

1.カーチェイス・・・冒頭のカーチェイス。スティーブン・スピルバーク監督が絶賛したというエピソードがよく出てきます。

2.銭型警部・・・終わりの銭型警部の台詞と、その後の一連の流れの美しさ。

3.クラリス嬢・・・可憐で一途なるヒロイン。彼女の花嫁姿に憧れる人は多い。

通な人と会話すると、最初の画期的なオープニングや、ピストルの紫の光、などが話題に挙がります。個人的には、「平和だなあ。。」という台詞や、ルパンと銭型警部がタッグを組んで塔を駆け昇るところが好きです。

100年後の皆さんも、興味あれば鑑賞されたし。

☆ 

[DIARY 筆者の思い出]
DVD屋でレンタル、だったかな。

 ☆ 

[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★★★★★

FOR A.D.2,112 : ★★★★

ルパン三世 - カリオストロの城 [DVD]

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ルパン三世「カリオストロの城」 [Blu-ray]

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ルパン三世 カリオストロの城 オリジナル・サウンドトラック BGM集(紙ジャケット仕様)

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written by kiyasu   2012/7/18 第一稿

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