100年後の学生に薦める映画 2112本

未来の皆さんに価値ある2112本の紹介を目指します。100年後に現在の映画ビジネスは無くなっているという前提。

『カメラを持った男』 100年後の学生に薦める映画 No.0118

100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ

MOVIE No.0118 『カメラを持った男』 

1929 ソビエト連邦

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[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]

映画『カメラを持った男(原題は『これがロシヤだ!』)』は1,929年の実験映画。いや、私の時代からすると実験的に見えるだけかもしれません。ニュース映画のような、アート映画。映像が怒涛のごとく、シャワーのように流れていく。ストーリーなどありません。ときたま、こういう映画をたまに見ないと、映画が何かを忘れてしまいそうになります。いつも物語の続きを想像してばかりではいけない。未来の皆さんはいかがでしょうか。

監督はジガ・ヴェルトフ。勝手な筆者の印象ですが、勉強熱心な人だったのではないかと思う。技術や新しい試みをふんだんに取り入れようとする姿勢が伝わってくる。さらに、こういう映画を周りを巻き込んで作るのだから、どこかカリスマ性もあったのではないか。経歴としては、ニュース映像から、映画業界入り。映画グループを作ったり、政府から援助を受けて映画撮影するなどしましたが、晩年は形式主義者と非難を浴び自由な作品制作はできなくなりました

100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。

[DIARY 筆者の思い出]
大学のライブラリーで鑑賞。

[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★★★★

FOR A.D.2,112 : ★★★

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written by kiyasu   2012/8/2 第一稿

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