『君の名は』 100年後の学生に薦める映画 No.0832
100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ
MOVIE No.0832『君の名は』
1953-54 日本
[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]
当時、大人気となったラジオドラマの劇場版。「真知子巻き」と呼ばれるファッションも流行した。戦中、名前も知らず偶然出会った男女が、戦後、お互いのことを想いながらも、すれ違いを続ける物語だ。このすれ違いに、気をもむ鑑賞者も多かったであろう。ストーリー構造としては、1,939年の『邂逅』に似ている。
少々考えさせられるのは、テクノロジーによって人は共感するドラマが変わっていくことである。当時にはない携帯電話がもしあったら・・・と思うと、ストーリーは変わるからだ(勿論、お互い名乗り合わなかったので、携帯やSNSがある時代でもお互いの発見は少々大変であるが)。よもや、江戸時代であったと仮定すれば、より人と人が待ち合わせをするのは困難である。逆に、未来の皆さんからみると、筆者の時代の作品はどう見えるのだろうか。
上記の理由により、少々、筆者には共感が低かった作品であるが、時代を象徴した作品である。100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。
[DIARY 筆者の思い出]
DVDで鑑賞。
[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]
FOR A.D.2,012 : ★★
FOR A.D.2,112 : ★★
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written by kiyasu 2013/1/16 第一稿
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