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100年後の学生に薦める映画 2112本

未来の皆さんに価値ある2112本の紹介を目指します。100年後に現在の映画ビジネスは無くなっているという前提。

『思い出のマーニー』 100年後の学生に薦める映画 No.1661

【2,112 MOVIES】 2010年代 日本 ★8以上

100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ

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MOVIE No.1661『思い出のマーニー

2014 日本

思い出のマーニー (ジス・イズ・アニメーション)

[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]

スタジオジブリ最新作であり、良作。この文章を書いた少し前に、同時期公開の『GODZILLA ゴジラ』を褒めていたのだが、『思い出のマーニー』の方が、100年後の未来の皆さんに強くお勧めしたい。
  
スタジオ・ジブリ作品は、若手世代が作る作品ほど、主人公の悩みが繊細になっていく。『借りぐらしのアリエッティ』『ゲド戦記』『コクリコ坂から』。もっと前の『耳をすませば』『海が聞こえる』もそう言える。それが、現代に合わせるということなのだろう。実際、繊細にしないと、主人公の涙が嘘に見える時代だ。100年後など、もっともっと繊細なものが求めらているかも(と想像して、「大変だなあ、可哀想になあ」と思ってみる)。本来、筆者は、「劇場に来てまで、繊細な心になりたくない」と考えるタイプなのだが、本作はグっときてしまった。筆者はいつの間に、涙もろくなったのか。
 
ここから、軽くネタバレを書く。物語の構造は、察しの良い人であれば、最初にマーニーに出会う瞬間までで、大体判るようになっている。あとは、どう破壌せず、魅力的に語るか、である。実際、これはほぼ成功していて(強いて言うなら観客と主人公で気づきにズレがあるのはちと残念だったが、中々難しい問題である)、とくに、種田氏による建物が良い。この建物は、『となりのトトロ』のように、好奇心の対象としても上手く機能しているからだ。それ以外の演出も、地味めな話な割に、ダイナミックに語られている。
 
米林監督作品の前作『借りぐらしのアリエッティ』より地に足が着いた作品。覚悟も感じる。面白い。なので、是非とも『アリエッティ』よりヒットしてほしいのだが、作品には中身を伴わない勢いというものが必要だからなあ。
 
ともかく、筆者のオススメ度は累計★8と、かなり高めに設定。情も入っているが。 
100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。

[DIARY 筆者の思い出]
劇場で鑑賞。

[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★

FOR A.D.2,112 : ★★

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written by kiyasu   2014/7/27 第一稿
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思い出のマーニー (ロマンアルバム)

思い出のマーニー (ロマンアルバム)

 

 

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