『あの、夏の日 - とんでろ じいちゃん』 100年後の学生に薦める映画 No.1708

100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ

MOVIE No.1708『あの、夏の日 - とんでろ じいちゃん』

1999 日本

[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]

青春は思い出と共に消えて、かすれてこそ、美しいと言い聞かせることが、筆者はできる。一方で、祖父母との思い出は、筆者は、正直消えてほしく無い。消えてしまうことが、寂しく、辛い。これは筆者の人生観なのかもしれないが、強くそう感じる。なので、筆者は、本作の祖母との電車の別れのシーンとか、もう耐えきることができないのである。辛い。この感情を保存してくれるだけでも、筆者は本作に価値を感じる。

本作は、"新尾道三部作”の最終作。最初の三部作から数えれば、『転校生』・『時をかける少女』・『さびしんぼう』・『ふたり』・『あした』のトリとなる。筆者のこれらの作品への思いは強い。『あの、夏の日』は、他の作品と違い、青春ではなく、祖父との思い出を描いている。諸々破壌している本作であるが、やっていただいて良かったと思っている。

100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。

[DIARY 筆者の思い出]
DVDで鑑賞。

[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★★★

FOR A.D.2,112 : ★★★

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written by kiyasu   2014/8/11 第一稿

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