『家族の肖像』 100年後の学生に薦める映画 No.1889
100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ
MOVIE No.1889『家族の肖像』
1974 イタリア・フランス
[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]
孤独を扱った映画の中でも、突出した作品。ルキノ・ヴィスコンティ監督の遺作であり、傑作。映画ファン内での知名度が高い『ベニスに死す』より筆者はこっちが好きです。いや、『山猫』『白夜』を始め、他の作品も大好きなのですが。老人が、奇妙な家族を受け入れる、という物語。この彼らの異常性が、映画の異常性を生み、さらには、快感へと繋げる。ヴィスコンティ監督は、よく病魔と戦い、本作を作り上げてくれたものだと思う(病魔の為に、移動距離が短い室内の映画となっている)。他の多くの監督作品同様、寂しい作品かもしれないが、筆者は大好きだ。100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。
[DIARY 筆者の思い出]
DVDで鑑賞。
[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]
FOR A.D.2,012 : ★★★★
FOR A.D.2,112 : ★★★★
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written by kiyasu 2014/9/28 第一稿
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