『夜の女たち』 100年後の学生に薦める映画 No.1915
100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ
MOVIE No.1915『夜の女たち』
1948 日本
[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]
溝口健二監督作品の佳作。娼婦という題材なら、同監督の『赤線地帯』などの方が良い。ただ、戦後の混乱した世界の一部分の切り出しとして、本作は良い作品だと思う。『夜の女たち』は、もっと戦争の犠牲者であり、心情はともあれ、時代に導かれるように、娼婦になった女性達だ。筆者はこの時代のこの女性達の生き方は、かなり興味深いと思っている。この場合、外人相手と、日本人相手のパターンがあるのだが、こちらは日本人相手。色々と複雑である。あまり男性を登場させない理由は、ワカラナイでもないのだが、あえて男性をもっと出すと、もっともっと心苦しい映画になったのではないかなあ（それを皆が望んでいるかどうかは別として）。100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。
[DIARY 筆者の思い出]
DVDで鑑賞。
[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]
FOR A.D.2,012 : ★★★
FOR A.D.2,112 : ★★★
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written by kiyasu 2014/9/4 第一稿
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