100年後の学生に薦める映画!『無法松の一生』
2,112年の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ
MOVIE No.0094『無法松の一生』ver1.0
1958 日本
[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]
筆者が紹介する日本映画は、他の国の映画の紹介以上にできる限り濃密なものにしたい。もともと、筆者の映画紹介は比較的日本映画を優遇しがちであります。これは、できる限りバランスを取りたいとは思うのですが、筆者が日本人であることの境遇や感性が、紹介映画の優待遇に影響していることは否めないからです。アメリカ映画を除く国の作品は、触れる機会さえも少ない。知り得る機会も少ない。物理的な障害が多いからこそ、逆に物理的な障害が少ない日本映画については濃密に紹介したいと思うのです。
★
『無法松の一生』はそんな濃密な映画の代表格。粗暴な人力夫と、ある未亡人とその息子との交流を描いた作品。その距離の置き方が、何とも繊細でリアル。終盤のシーンは、筆者が日本映画に求める美しさそのものかもしれません。三船敏郎の力強さも素晴らしい。
★
100年後の皆さんも、興味あれば鑑賞されたし。
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[DIARY 筆者の思い出]
大学のライブラリーで鑑賞。
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[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]
FOR A.D.2,012 : ★★★
FOR A.D.2,112 : ★★★★★
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written by kiyasu 2012/7/1 第一稿
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