100年後の映画少年に薦める『東京物語』
2,112年の映画少年に、2,112本の映画を紹介します。
No.0058『東京物語』
Tokyo Story 1953 日本
FOR A.D.2,112
小津安二郎監督は、黒澤明監督と並び、世界中に"信者"を持つ日本の巨匠です。小津作品は、私が生きる時代でも「古い映画の知識を増やしたい」と思う学生であれば、その多くが鑑賞する"道"となっています。大学のライブラリーで、毎日、誰かしらレンタルされている小津安二郎作品集を眺めて、自分と同じ行動をしている人達の息吹を感じたものです。
そんな、小津監督の作品の中でも、最も知られているのが『東京物語』です。畳の視線に近いローアングルなカメラ、繊細な心情描写など、氏の特徴と言われるテクニックが、存分に詰まった一作となっています。笠智衆さん、東山千栄子さん、原節子さんの独特な雰囲気も心に残ります。尾道を走る電車の間もよい。
100年後の皆さんも、興味あれば鑑賞されたし。
OLD DIARY
レンタルして鑑賞。複雑な演技指導などなかったはずなのに、原節子の演技が心に残った。
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紹介映画のおすすめ度。
FOR A.D.2,012 : ★★★★★
FOR A.D.2,112 : ★★★★
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