100年後の学生に薦める映画 2112本

未来の皆さんに価値ある2112本の紹介を目指します。100年後に現在の映画ビジネスは無くなっているという前提。

『くもとちゅうりっぷ』 100年後の学生に薦める映画 No.1232

100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ

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MOVIE No.1232『くもとちゅうりっぷ

1943 日本

[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]

『くもとちゅうりっぷ』は1,943年公開の日本のアニメーションだ。セル画の、その、柔らかい動きには驚かされる一本。雨や蜘蛛の糸の表現は美しすぎる。その綺麗さに、筆者の時代も、本作を知る人の中では一定の評価を得ている作品と言える。
当時は軍国政府に、(平和を願うような)非国民な映画と言われて上映禁止になってしまう。一方で、筆者の時代は黒人差別のようにみえると言われてしまうような作品。中々難しいものだなあ。
政岡憲三監督は、初期日本アニメの重要人物の一人。例えば、日本初のトーキーアニメ(公開では2日前に公開された蛙三勇士が1番のようだ)かつ、全面的にセル画を使った作品である、『力と女の世の中』を作るなどしている。映画の100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。

[DIARY 筆者の思い出]
動画共有サイトで鑑賞。

[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★

FOR A.D.2,112 : ★★

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written by kiyasu   2013/1/5 第一稿
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