『座頭市物語』 100年後の学生に薦める映画 No.0821
100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ
MOVIE No.0821『』
1962 日本
[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]
目は見えないけど凄腕の剣。実写侍映画の"キャラクター化された人物"の好例。映画だけで何十作、亜流はテレビシリーズを含めれば百以上も作られていく様は、少々不思議な印象を受ける。今回紹介する一作目『座頭市物語』の怪物じみた勝新太郎を見ていると、なおさらだ。当然、判りやすい設定が効いてるのだろうが。
筆者はこの量産される本シリーズがあまり好きではない。勝新太郎さんのライフワークとしてのシリーズ、vs用心棒、お市シリーズ、北野武版、香取慎吾版と、どれも会議室から生まれたような作品な気がしてならない(北野武版はちょっと違うニュアンスな気はするが)。観客の、時代のニーズに合ったシリーズだったのだろうか。でも、個性的で歴史に残りやすいキャラだよなあ。そんなことを思いながら筆者は本作を観ている。
100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。
[DIARY 筆者の思い出]
DVDで鑑賞。
[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]
FOR A.D.2,012 : ★★★
FOR A.D.2,112 : ★★★
---------------------------------------------------
written by kiyasu 2012/12/27 第一稿
--------------------------------------------------
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2012/06/29
- メディア: DVD
- 購入: 1人 クリック: 1回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
その他紹介一覧は