『ゾンビ』100年後の学生に紹介する映画 No.0087

2,112年の学生に、2,112本の映画を紹介します。

MOVIE No.0087 『ゾンビ』

1978 アメリカ

[FOR A.D.2,112 未来の学生に向けたレビュー]

ゾンビ映画には強烈なファンが多く、沢山の作品が作られています。広く見れば100は裕に超えると言えるでしょう。もともと私は、ゾンビ映画という存在に対して、低俗でクリエティブさを感じさせないマイナスイメージを持っており、「積極的には見たくないが、有名作品が多い以上、見ざるを得ない」というスタンスを持っていました。

しかし、そんな消極的な私でさえも「この四半期で観た映画の中で一番である」と認めてしまう作品が、ジョージ・A・ロメロ監督の『ゾンビ』です。

決してクールでもスタイリッシュではないが、脳内にズルズルと残るシーンたち。これが、ゾンビ映画、特に、紹介する本作の魅力です。商業主義を取っ払い、映像を表現方法の一種と捉えるならば、私は「かっこいいけど心や記憶に残らない作品」より「かっこ悪くとも心や記憶に残る作品」の方が、よりよいあり方なのではないかと考えています。ゾンビ映画は、そんな後者の作品に分類されるものなのかもしれません。

ともあれ、100年後の皆さんも、興味あれば鑑賞されたし。

[OLD DIARY 思い出]

一番最初に鑑賞したゾンビ映画が1932年の『ホワイトゾンビ』であるという、この時代に生きる者としては希有な鑑賞経歴を経て、有名どころのゾンビ映画漁りを続けてきました。

[RECOMMEND 紹介映画のオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★★★★★

FOR A.D.2,112 : ★★★

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