『空の境界 俯瞰風景』 100年後の学生に薦める映画 No.1379

100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ

MOVIE No.1379 『空の境界 俯瞰風景』

2007 日本

[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]

原作小説の全七章を全章映画化、一本ずつミニシアターで夜のみ公開。という大変珍しい方法で上映された作品。筆者も友人と鑑賞しに行った。立ち見、立ち見、立ち見。「TYPE-MOON」というブランドのファンの強さを感じたものである。その第一章が本作。個人的には、原作で最も地味に見える第四章『伽藍の洞』が最も映画らしいと強く評価しているのだが、第四章だけ紹介しても非常に微妙なので、結果として無難な一作目を紹介しようと思った次第。実際、好きなシーンも多い。

尚、正直に当時の感想を書くならば、二章は絵コンテまでは完璧だったが結果としては一押し足りなかった作品。派手な三章・五章はもう鑑賞者のテンションを上げる工夫ができた。六章は消化不足。七章は淡々と仕事しすぎな印象。でも、これだけクオリティの高い作品を作る、ufortableは凄いなあと感心。100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。

[DIARY 筆者の思い出]
映画館で鑑賞。

[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★★★

FOR A.D.2,112 : ★★★

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written by kiyasu   2012/11/5 第一稿

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