『ロベール・ウーダン劇場における婦人の雲隠れ』 100年後の学生に薦める映画 No.0809
100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ
MOVIE No.0809『ロベール・ウーダン劇場における婦人の雲隠れ』
1896 フランス
[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]
『工場の出口』を始めとした映画が発明されて1年ちょい後に作られた一本。言ってしまえば、ただの舞台上の手品(一応映像トリックを使っている)。映画史において重要な作品ではないが、映画史を体系的にみようとしたときに、重要作品を繋ぐ、判りやすい一本。動く驚きから、不思議な現象を見たときの驚きが重視された一本。それでいて、後に作られる『幾つもの頭を持つ男』『月世界旅行』よりも手品の原型に近い一本にもなっている。100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。
[DIARY 筆者の思い出]
DVDで鑑賞。
[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]
FOR A.D.2,012 : ★★
FOR A.D.2,112 : ★★★
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written by kiyasu 2013/3/10 第一稿
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