100年後の学生に薦める映画 2112本

未来の皆さんに価値ある2112本の紹介を目指します。100年後に現在の映画ビジネスは無くなっているという前提。

『お茶漬の味』 100年後の学生に薦める映画 No.1166

100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ

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MOVIE No.1166『お茶漬の味

1952 日本

お茶漬の味

[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]

小津安二郎監督作品。他の作品の評価を高くしているので、普通のオススメ度にしておく。ちょっと距離が離れた夫婦の話。冒頭、銀座の時計台が登場する。当時の映画で、銀座が出る映画と、衰退しつつある浅草が舞台の映画を比べると面白い。銀座は、リッチな生活を味わえる象徴。この映画の2年とには、この時計台を破壊するのが『ゴジラ』である!銀座を含めた背景を含め、小津安二郎監督の、1,950年代の切り取り方は面白い。パチンコに対する会話も、筆者の時代では考えられない奇妙さを感じる。どこか上品なラーメン屋は、実際どんなものだったのだろうか。総合的に、中期以降の小津作品としては佳作。知名度はそれなりに高いですが。100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。

[DIARY 筆者の思い出]
DVDで鑑賞。

[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★

FOR A.D.2,112 : ★★

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written by kiyasu   2014/3/16 第一稿
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お茶漬の味

お茶漬の味

 

 

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