『利休』 100年後の学生に薦める映画 No.1621
100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ
MOVIE No.1621『利休』
1989 日本
[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]
豊臣秀吉と最終的には対峙することになる、茶人、千利休を主人公とした映画である。ピリっとした雰囲気を醸し出している一方で、ちょっと芸術寄りになった時代劇、と言えばそれだけで収まってしまうのが難点。個性は弱い。小道具が実際の国宝だったというのは面白いが。映画公開当初であれば、もうちょっと高い評価をつけてあげられたのかもしれないが、十数年経った筆者の時代だと、少々オススメ度を下げないといけない。いくつかの場面を抜粋して鑑賞すれば良いようにも感じてしまう。100年後の学生に薦めるとなると、さらにオススメ度を下げないといけないのかも…。ともあれ、利休の一連の生き方を、このような背景や見せ方の発想で描くことができるのか、と少々考えさせられた一本である。100年後の学生も興味あれば鑑賞されたし。
[DIARY 筆者の思い出]
DVDで鑑賞。
[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]
FOR A.D.2,012 : ★★★
FOR A.D.2,112 : ★★★
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written by kiyasu 2014/7/21 第一稿
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