『田吾作ロイド一番槍』 100年後の学生に薦める映画 No.1947
100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ
MOVIE No.1947『田吾作ロイド一番槍』
1927 アメリカ
[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]
何度か似たような文章を書いているが、三大喜劇王の一人、ハロルド・ロイド主演の映画。筆者は、この映画を観るまで、ロイドの位置づけを勘違いしていたように思う。それまで、ロイドはチャップリンやキートンに比べると並ぶにはちょっと劣る印象を受けていた。「三大喜劇王」とひとくくりにされていたからだと思う。だが、本作を観て感じたことは、あくまでロイドは「喜劇」の要素を取り込んだ、「人気者」だったのではないかと思った。「人気者」であることが主軸で、喜劇役者でもあった。そう考えると、腑に落ちる。本作は鑑賞当初、せいぜい中間くらいの評価軸であったが、広範になるにつれ、だんだんと名作だと思うようになった。インパクトでは『要人無用』に劣るが、分厚い物語。筆者の時代の、所謂典型的なハリウッド映画に通じる。人気者が活躍する、盛りだくさんの作品であった。評価の仕方によっては、もっと高めのオススメ度にしても良い。100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。
[DIARY 筆者の思い出]
DVDで鑑賞。
[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]
FOR A.D.2,012 : ★★★
FOR A.D.2,112 : ★★★★
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written by kiyasu 2014/11/6 第一稿
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