100年後の学生に紹介する!『カサブランカ』
2,112年の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ。
No.0040 『カサブランカ(1942年・アメリカ)』ver1.1
Casablanca
[FOR A.D.2,112]
『カサブランカ』は撮影されてから70年間、数ある映画ファンに「良い」と言われ続けてきた作品。ロマンス映画の古典中の古典。アカデミー賞は当然のこと、その後もオールタイムの順位付けでノミネート多数。パロディ作品やオマージュ作品も生みだされています。これだけの実績があるのですから、好みに捕われず100年後の皆さんも観る価値はあるかと思います。私自身、何十回観たか判りません。
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美しい台詞に酔い、ハングリー・ボガードの男らしさ、そして、イングリッド・バーグマンの美しさに溜息をつけばよい。そんな、映画です。結果として、ハングリー・ボガードやイングリッド・バーグマンも、映画史に残る俳優となりました。
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撮影開始時は物語のオチまで決まっていなかったというのが信じられないほど、多くの人の心に残りました。撮影当時、脚本が定まらない現状にバーグマンは監督のマイケル・カーティスと対立しており、公開後も長い間、本作を駄作と考えていたとのこと。
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マイケル・カーティス監督は、『カサブランカ』の他にも、『ロビンフッドの冒険』『汚れた顔の天使』『カンサス騎兵隊』など、様々なジャンルを担当した監督。偉大なる職人監督と言えましょう。
100年後の皆さんも、興味あれば鑑賞されたし。