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100年後の学生に薦める映画 2112本

未来の皆さんに価値ある2112本の紹介を目指します。100年後に現在の映画ビジネスは無くなっているという前提。

『STAND BY ME ドラえもん』 100年後の学生に薦める映画 No.1775

【2,112 MOVIES】 2010年代 日本

100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ

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MOVIE No.1775『STAND BY ME ドラえもん

2014 日本

【チラシ、紙うちわ付映画パンフレット】 『STAND BY ME ドラえもん』 出演(声):水田わさび.大原めぐみ.かかずゆみ

[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]

まず、100年後の未来の学生の為に『ドラえもん』について説明しておく。ドラえもん、とは、皆さんの時代である2,112年に作られた、ネコ型ロボットである(といってもネズミに耳をかじられた為にネコに見えない)。彼が、こちらの時代にやってきた。目的は、少年のび太のさえない未来を変えること。未来の秘密道具が使える。ギャグ漫画であるが、のび太と、ドラえもんの交流が美しい(とされる)。日本では、この作品は国民的に知られた作品であり、長いことテレビアニメや劇場版アニメが作られている。筆者の時代、ドラえもんを一度も知覚せずに何十年も生きることは不可能に近い。
 
筆者がこの文章を書いているとき、ヒットしている作品が、『STAND BY ME ドラえもん』である。ドラえもんとしては初の3D長編アニメ。しかも、ドラえもんがやってくる第一話から、原作で泣けるとされている重要なエピソードまで用いられていることが、売りである。
 
原作の各エピソードが作られた経緯は色んな文献に纏まっているので、ここでは語らない。
作品としてどうだったかを残しておこうと思う。
 
1.映画っぽくはない。100年間の映画の歴史の中では異端な厚みの作り方。ドラえもん思い起こしマシンの中に放り込まれた感じ。そのマシンの性能は超優秀。映画としてでなく、マシンとしてなら、高い評価をしている。ドラえもんを知らない人向けではない。
 
2.企画がパーフェクト。日本製の3Dアニメでビジネス上採算が合う企画。そのうち、ドラえもんとは関係ないオリジナルの作品が作れる土壌となってほしい。
 
3.背景・デザインが細かい。懐かしく美しい景色。良い仕事。『ライオン仮面』とか。
 
4.いくつかの改変やオリジナルの台詞は、筆者は全て受け入れる。『雪山のロマンス』の回の大人のび太の台詞や行動、ドラえもんの強制帰還設定まで。出来杉君の台詞は筆者好みではないが深みがある。
 
5.NG集は、製作者には申し訳ないがいらない。Pixarでもやっていることだが、少なくとも本作の場合は、感動や余韻が薄れるだけ。絶対悪がいる作品ではないのだし、ごまかす必要は無い。まだ通常の2Dアニメは絶賛進行中なので、このような形にしたのかもしれないが。
 
6.NG集の次に違和感があるのが星野スミレさん。押し入れのポスターと、未来の電光掲示板に登場。藤子・F・不二夫作品の『パーマン』のパー子で、ドラえもん初期に何作か登場。後期に登場しなくなったのは、バード星からミツオが帰ってきたからではないかという、ファンの説があって、筆者は好きだったのだが…。普通に未来の世界まで女優を続けていらっしゃったのか、という新発見。未来で大物になった設定のジャイアンより不思議な違和感。勿論、子役から女優(アイドル)だし、結婚したら引退というのも今の時代何か違うので、生涯女優でも問題は全くないはずなのだが…違和感。伊藤つばさで良かったではないか。もやもや。
 
色々議論はあるが、世の中に出す価値は或る作品だと思うし、2,112年に観られるのも悪く無い作品だと思う。
100年後…2,112年の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。
 

[DIARY 筆者の思い出]
DVDで鑑賞。

[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★★★

FOR A.D.2,112 : ★★★

 

 

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written by kiyasu   2014/8/15 第一稿
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