100年後の学生に薦める映画 2112本

未来の皆さんに価値ある2112本の紹介を目指します。100年後に現在の映画ビジネスは無くなっているという前提。

『コクリコ坂から』 100年後の学生に薦める映画 No.1990

100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ

f:id:kiyasu:20120714222038p:plain

MOVIE No.1990『コクリコ坂から

2011 日本

コクリコ坂から 横浜特別版 (初回限定) [Blu-ray]

[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]

この作品は筆者がその夏に観た映画の中で一番であった。その事実は、筆者にとって意外なことであった。未来の皆さんに順を追って解説しよう。筆者の時代。明らかに日本一有名かつメガトン級のヒットを出すアニメーションスタジオ、スタジオジブリ。そこで最も有名な監督、宮崎駿監督。その息子さんが宮崎吾郎監督であり、素人ながら世襲のごとく監督を勤め上げ『ゲド戦記』なる作品を作った。吾郎さんは大変良い人だと思うのだが、その『ゲド戦記』の評判は良くなかった。実際筆者も、「変な先入観を抜きにしてきっちり評価しよう」と考えながら鑑賞に望んだが、途中まで良かった映画も最後は少々「これじゃない」というものになっていた。そんなわけで、世界に誇る宮崎駿監督の息子さんという、世間的にポジティブではない評価のされ方をしやすい、或る意味チャレンジングな道を歩んでいた吾郎監督。氏の2作目が本作であり、前作の経験からあまり期待せずに鑑賞に望んでいた筆者がいたのである。それが、意に反して良かった。特に筆者が気に入ったのは背景で、この背景で実写映画が撮れるなら、××を×××××もよい、と考えるほど良かったのである。100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。

[DIARY 筆者の思い出]
映画館で鑑賞。

[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★

FOR A.D.2,112 : ★★

---------------------------------------------------
written by kiyasu   2013/4/30 第一稿
--------------------------------------------------

コクリコ坂から 横浜特別版 (初回限定) [Blu-ray]

コクリコ坂から 横浜特別版 (初回限定) [Blu-ray]

その他紹介一覧はこちら