『八月の狂詩曲』 100年後の学生に薦める映画 No.1817
100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ
MOVIE No.1817『八月の狂詩曲』
1991 日本
[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]
ネタバレとまではいかないと思うので、大枠を書いてしまおう。晩年の黒澤明監督が作った『生き物の記録』に続く、原子爆弾を描いた作品である。『生き物の記録』をオススメするときにも書いたように、黒澤監督が原爆について描こうとしたこと時代を受け止めたいものである。内容は、前半及びラストシーンは筆者の心に残ったものの、中盤は他の多くの黒澤作品に比べると物足りなく感じる。また、筆者自身監督の意図を理解せずに変な突っ込みを考えてしまったこともあるが、逆に言えば、筆者が誤解するだけ判りにくい見せ方になってしまったことも、本作の「全盛期の黒澤監督ならもっとできるはず」という裏返しのように感じる。
100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。
[DIARY 筆者の思い出]
DVDで鑑賞。
[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]
FOR A.D.2,012 : ★★★
FOR A.D.2,112 : ★★★
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written by kiyasu 2013/5/9 第一稿
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