『怪獣総進撃』 100年後の学生に薦める映画 No.1084

100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ

MOVIE No.1084 『怪獣総進撃』

1968 日本

[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]

パッケージを見てもらえば判るのだが、ゴジラを始め、東宝怪獣大集合の映画である。怪獣を覚えるにもちょうど良い作品として、未来の皆さんにお薦めできる。これだけ怪獣が登場しているのは、筆者が本文章を書いている時点では『ゴジラFINALWARS』だけである。

もともとゴジラシリーズの一区切りとして作られたのだが、思いの外観客が入った為に、シリーズ続行になったと言われる。皆、沢山の怪獣が出演するのは、興味が出やすいのですね。

怪獣ランドという島に怪獣が集まって人間に飼育されている！のは中々面白い設定であるし、この映画を見て、自分の怪獣ランドを空想する子供も多かったのではないか。少なくとも、本作のVHSを観た筆者はそうであった。

何匹か怪獣の話をしよう。キングギドラが、数の暴力にやられて少々可愛そう（もっともっと強い演出があれば別なのだが）。ムウ帝国のマンダ（二代目）はともかく、インファント島の守護神モスラ（三代目）が小美人から引き離されて人間に飼育されているのが痛ましい。ちょっと茶色すぎるし、申し訳ないが、モスラの中ではあまり共感できない。『ゴジラの逆襲』で最初のゴジラの対戦相手となったアンギラスが感情移入しやすい姿となって復活。本作からアンギラス好きになった怪獣ファンは多いはず。バランの登場シーンが少なすぎる。検索サイトで「怪獣総進撃」と検索すると、「怪獣総進撃 バラン」が検索候補に出て来る。可哀想だ。初代バランの飛行は筆者は結構好きなのに。ともあれ、100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。

[DIARY 筆者の思い出]
子供の頃、家族と鑑賞。レンタルVHS。

[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★★

FOR A.D.2,112 : ★★

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written by kiyasu   2012/11/29 第一稿

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