100年後の学生に紹介する!『風と共に去りぬ』
2,112年の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ。
No.0034 『風と共に去りぬ(1939年・アメリカ)』
GONE WITH THE WIND
[FOR A.D.2,112]
『風と共に去りぬ』はアメリカで作られた伝説級の映画です。本作が1939年に作られたという事実が未だに信じられません。皆さんが同様の気分になれる方法は簡単。筆者が紹介する2112本の中で、同時代の1,930年代の作品群と比べればよい。さらに未来の1,940年代や1,950年代の作品を比べれても同様の感想を得られるはず。制作から十数年経った後に作られた多くの作品と比較しても遜色のない、否、むしろ、そうした作品よりも美しく見えるかもしれません。白黒映画が多かった当時において、とても美しいカラーの世界。特に、本作で象徴的な夕陽のシーンが心に残ります。これこそまさに、アカデミー賞を総ナメし、その年の作品賞を獲得するに相応しい作品です。全てが、豪華絢爛。
★
スカーレット役が決まらず、先立って始まった撮影時に見学に訪れたビビアン・リーが役を射止めたことなど、本作の伝説は尽きません。ただ、オーディションの話は、撮影中も客の注目を集める為の映画会社側の作戦だったようで、中々決まらない旨がニュースとして効果的に報道されていました。本作を映像化すること自体がアメリカの一大事業であったと共に、宣伝を上手く使った映画の一例だったと言えましょう。古い映画に興味がない人も、この作品は観ておいて損はないかもしれません。
100年後の皆さんも、興味あれば鑑賞されたし。
Written by kiyasu
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[OLD DIARY]
通してでなくて良いのであれば、100回以上鑑賞している作品。一番最初に観たのはホテル。BSテレビでやっていた。大学の精神学の授業で、いきなりオチが上映されて驚いた。
[RECOMMEND]
紹介映画お薦め度
FOR A.D.2,012 : ★★★★★
FOR A.D.2,112 : ★★★★