100年後の学生に薦める映画 2112本

未来の皆さんに価値ある2112本の紹介を目指します。100年後に現在の映画ビジネスは無くなっているという前提。

『妖怪大戦争(1968)』 100年後の学生に薦める映画 No.1912

100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ

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MOVIE No.1912『妖怪大戦争(1968)

1968 日本

 

[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]

古典なのでオススメまではしませんが、妖怪映画についてちょっと考えたい人には面白い映画だと思う。四千年の眠りから醒めた吸血妖怪ダイモンが、バビロニアの遺跡から江戸時代の日本に飛来。次々に人間を襲い、それを知った日本の妖怪達とバトルロワイヤルをくりひろげる。 監督は、黒田義之(『大魔神』の特撮監督であり、僕が好きな『関の弥太っぺ(59年版)』の助監督でもあります)。 ひたすら感じたのは「タイトルが良い」ということ。 前作の『妖怪百物語』よりも観てみたくなるタイトルだと思うのだが、いかがだろう。実際、近年でも『2005年角川版・妖怪大戦争』や、『ゲゲゲの鬼太郎 妖怪大戦争』が作成されているが、本作とは内容が異なる。リメイクというよりも、ただキャッチーなタイトルだけは使いまわしたい、というのが後に続いた制作者たちの本音なのであろう(ただし鬼太郎版は、もともとマンガのタイトルが基になっており、西洋の妖怪が攻めてくるところでは共通点があるなど、言い切るのは難しい)さらに、西洋のとても強い妖怪が日本に攻めてきて、日本の妖怪が団結して守る、という構造に着目したい。最近は流石に見飽きて流行らないと思うけど、こういう作品は多い。舞台を江戸時代にしたことで、違和感なく見れたのは好印象。100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。

[DIARY 筆者の思い出]
VHSで鑑賞。

[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★

FOR A.D.2,112 : ★★

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written by kiyasu   2013/10/25 第一稿
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