『次郎長三國志 次郎長賣出す』 100年後の学生に薦める映画 No.1500
100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ
MOVIE No.1500『次郎長三國志 次郎長賣出す』
1952 日本
[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]
「あの商品化されないあの『次郎長三國志』がさア、…とにかく、最高なんだよオ!」と語り継がれていた。伝説であった。長い間、幻の作品であった。映画ファンの、かなりコアな人達が、存在を知っていた。コアな映画ファンでも、ハリウッド止まりだったり、ヨーロッパかぶれだったりすると知らない。日本映画の名画座に通うような人達の一部が知っていたのである。当然、非公式に観る人もいた。これを語ることで、映画を、日本の文化史を語れるような気がした。そんな幻の作品が、コロっと商品化したのである。発端は、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと、漫画『ワンピース』の作者、尾田栄一郎さんが対談したときであった。2人ともこの作品知っているのか、流石だなあーと、筆者はその対談をラジオで聞いていた。ところが続きがあった。後日、この2人を中心としてDVDされたのである。もう少し、普段twitterでこの作品を騒いでいる人達に届きやすいプロモーションをした方が良いのではとも思ったが、ともかく素晴らしい。どんどん対談して、幻の作品をこの世から撲滅していただきたいものだ。発売されたDVDの本数が少なそうなのが気になるが(レンタル向けにもなっていないかも?)、ともあれ、未来の学生にとって"幻"にはならないだろう。そう信じたい。100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。
[DIARY 筆者の思い出]
DVDで鑑賞。
[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]
FOR A.D.2,012 : ★★★
FOR A.D.2,112 : ★★★
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written by kiyasu 2014/2/11第一稿
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