『西部戦線異常なし』 100年後の学生に薦める映画 No.1850
100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ
MOVIE No.1850『西部戦線異常なし』
1930 アメリカ
[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]
映画史に残る反戦映画。アメリカ映画が、ドイツ視点で、戦争の馬鹿馬鹿しさと儚さを伝えている。筆者の時代でも珍しい構成。
この映画は、ずっと映画ファンの間で、未来に残す為の意思のリレーが行われてきた作品だと思う。アメリカ国立フィルム登録簿にも、早い時期に当然の如く入っている。筆者の大学時代も、映画とは全く関係無い授業で少しだけ本作が上映されていた。そんな講義に巡りあえた人は日本でも僅かであろうが、筆者もこの未来に残すリレーに参加したい。
学校、タバコ、塹壕、そしてラストシーンが頭に残る。ときたま、この作品が単調に感じることもあったが、やはり、傑作。1930年代迄、ここまでの反戦映画があっただろうか。ほぼ皆無だ。さらには、筆者の時代迄の反戦映画を並べて比較しても、突出している。100年後の学生にも脳にこびりついてほしい一作。
100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。
[DIARY 筆者の思い出]
DVDで鑑賞。
[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]
FOR A.D.2,012 : ★★★★
FOR A.D.2,112 : ★★★★
---------------------------------------------------
written by kiyasu 2014/9/15 第一稿
---------------------------------------------------