『ひろしま』 100年後の学生に薦める映画 No.1964

100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ

MOVIE No.1964『ひろしま』

1953 日本

[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]

文字通り、広島の、原子爆弾について描いた作品。戦争終結から8年後、1,953年に作られた。つまり、戦争の傷跡がまだ残る時代に作られたのである。つまり、原子爆弾が落ちたのと同じ時代に生きていた人が作った作品。小道具も、実際に広島の市民から寄せられたものを多く使用していると共に、広島でロケを行っている。日本が残すべき映画の１つである。第5回ベルリン国際映画祭長編映画賞も獲得するなど、当時、日本以外の国でも注目度は高かったと言える。芸術的要素を感じる演出もある。筆者の個人的映画オススメ度は★7だが、歴史的価値を加味し★8とする。余談であるが、音楽担当は伊福部昭氏。翌年の1954年に公開される『ゴジラ』の作曲家として有名。『ゴジラ』も同じく、戦争の傷跡や、原子爆弾の恐怖が描かれた作品であった。『ひろしま』も『ゴジラ』も、そういう、当時の民衆や製作者の感覚が反映した作品であると言えよう。100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。

[DIARY 筆者の思い出]
DVDで鑑賞。

[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★★★★

FOR A.D.2,112 : ★★★★

ひろしま [DVD]

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written by kiyasu   2014/10/14 第一稿

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