『かくも長き不在』 100年後の学生に薦める映画 No.0522
100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ
MOVIE No.0522『かくも長き不在』
1964 フランス
[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]
長らく行方不明の夫と、彼にそっくりな記憶喪失の浮浪者。女は、そんな浮浪者に興味をもち、苦しむ。ラストの10分くらいに魅力が集約されており、キネマ旬報第一位になったのも納得の出来。『嘆きのテレーズ』に近しいものも感じる。
監督のアンリ・コルピ氏は、編集技師としてアラン・レネ『二十四時間の情事』や『去年マリエンバートで』に携わっている。思い出に生きる作品に惹かれるのかもしれない。100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。
[DIARY 筆者の思い出]
VHSで鑑賞。
[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]
FOR A.D.2,012 : ★★★
FOR A.D.2,112 : ★★★★
かくも長き不在 1964年ATG映画パンフレット アンリ・コルピ監督 アリダ・バリ ジョルジュ・ウィルソン アートシアター
- 出版社/メーカー: アートシアター
- メディア: おもちゃ&ホビー
- この商品を含むブログを見る
---------------------------------------------------
written by kiyasu 2017/5/3 第一稿
---------------------------------------------------