100年後の映画少年に薦める『ドクトル・ジバゴ』
2,112年の映画少年に、2,112本の映画を紹介します。
MOVIE No.0065 『ドクトル・ジバゴ』
Doctor Zhivago 1965 アメリカ・イタリア
[FOR A.D.2,112 未来の学生に向けたレビュー]
厳しい環境だからこそ映像に生える恋愛と人生がある。それを嫌でも感じてしまうのが『ドクトル・ジバゴ』。凍てつく雪原。個人ではどうにも変えられない歴史。そんな環境に、顔を強ばらせた主人公達の生き様がよくはえます。
『ドクトル・ジバゴ』は興行収入においても意外な記録を持っています。インフレなどを考慮した時価換算ランキングだと、本作がベスト10に入り。壮大とはいえ、若干地味な印象があるので、意外に思う人も多いのではないでしょうか。
尚、私が『ドクトル・ジバゴ』を最初に観たとき、別項で紹介している『風と共に去りぬ』のロシア版の印象を受けたのですが、同様の感想を持つ人は多いようです。劇中に流れる『ララのテーマ』も素晴らしい。
監督はデヴィット・リーン。壮大な人生や異教徒との交流を描いた作品が多く、代表作は『アラビアのロレンス』『逢びき』『大いなる遺産』『オリヴァ・ツイスト 』『旅情』『戦場にかける橋』など。どの作品も、文学的かつ格調高いとの評価を得ています。
100年後の皆さんも、興味あれば鑑賞されたし。
OLD DIARY
DVDをレンタルして鑑賞。裏表両方に情報が書き込まれているDVDを初めて鑑賞したのですが、レンタル屋さんのスタッフも初めてだったらしく?裏面にシールが貼ってあって読み込めない自体が発生。
RECOMMEND
紹介映画のおすすめ度。
FOR A.D.2,012 : ★★★★★
FOR A.D.2,112 : ★★★★
OTHER 2112 MOVIE
No.0034 『風と共に去りぬ』
http://2112.hatenablog.com/entry/2012/02/05/191518