100年後の学生に薦める映画 2112本

未来の皆さんに価値ある2112本の紹介を目指します。100年後に現在の映画ビジネスは無くなっているという前提。

『嘆きのテレーズ』 100年後の学生に薦める映画 No.0152

100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ

MOVIE No.0152 『嘆きのテレーズ』

1952 フランス、イタリア

嘆きのテレーズ [DVD]

[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]

『嘆きのテレーズ』は正に秀作。鑑賞後に余韻が残る作品は、たいていの作品が良作と言えますが、本作もそんな作品のひとつ。原作の不倫劇にサスペンスが加わっているのもよい。むしろ、このサスペンス要素の方が強く見えるくらい。
筆者は、1,950年代は、後の時代から振り返ってみると秀作が生まれやすい土壌にあったのではないかと考えています。第二次世界大戦が終わり、才能もノウハウも強固な時代。新鮮さを出すために小手先の演出をしなくても、十分に作品が面白いと思える時代。白黒映画が映えた最後の時代。この時代を振り返る映画文献は今でも多いものです。『嘆きのテレーズ』は、そんな時代の作品群の一部なのです。
100年後の 皆さんも興味あれば鑑賞されたし。

[DIARY 筆者の思い出]
図書館で鑑賞。

[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★★★★

FOR A.D.2,112 : ★★★★

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written by kiyasu   2012/8/27 第一稿
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