『白痴』 100年後の学生に薦める映画 No.1003 - 100年後の学生に薦める映画 2112本

100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ

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MOVIE No.1003『白痴』

1951 日本

[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]

黒澤明監督作品の中でも、濃い濃い一本。どうも世間的評価は低いのだが、それでも、筆者の時代でこれを超える重厚な作品はあるか？と聞けば、NOなのでオススメ度★累計8つとした。黒澤監督は現存より遥かに長いフィルムを準備していたが、会社側の要望で短くなってしまった。もし長いバージョンで公開されたらというIFが頭から離れない。悪役にされるプロデューサー（会社側）も可哀想であるが、超良質な作品であるが故の不幸であろう。黒澤明作品に欠かせない三船敏郎さんが主演であるとともに、永遠の処女と言われた原節子さんがダークで質量感あふれる役で出て来るのが震える程良い。「1秒先はどんな場面が待っているか」を考えながら観ることをお薦めする。100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。

[DIARY 筆者の思い出]
DVDで鑑賞。

[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★★★★

FOR A.D.2,112 : ★★★★

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written by kiyasu 2013/4/30 第一稿

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