100年後の学生に薦める映画！『インファナル・アフェア』

2,112年の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ。 

No.0008 『インファナル・アフェア（2003年・中国香港）』

無間道 Infernal Affairs 

 

[FOR A.D.2,112]

8本目に紹介するのは、中国映画。学生時代、私が10点満点と認めた数少ない映画の一つ。この10点満点が、100年後の未来にも通じるものなのか、是非とも知りたい。

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物語は、潜入捜査官としてマフィアに潜入する男と、そのマフィアから警察に潜入する男の戦い。正体を隠した者同士の戦いを軸とした展開は、たまらない緊張感がある。全篇に流れる、青と灰色の色合いは強烈で忘れられるものではありません。

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後に、続編が2作作られると共に、マーティン・スコセッシ監督により『ディーパーテッド』というリメイク作がアカデミー賞を受賞しました。しかし最初の『インファナル・アフェア』こそ、誰も否定できない最高傑作であることは間違いないでしょう。『インファナル・アフェア』の方が作品としての勢いと緊張案がみなぎっています。

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ここで述べるのは少々おかしいですが、早い段階のうちにアカデミー賞について述べておきます。2,012年においてアカデミー賞は映画人じゃなくても知っている権威ある賞の一つ。100年後の学生の中には、アカデミー賞の受賞作品を指標に映画を漁っている人がいるかもしれません。私自身も、古い作品についてはアカデミー賞受賞作を重点的に鑑賞した時期がありました。そんな人も、『インファナル・アフェア』のように、是非オリジナル作品の方や、諸々の理由で受賞しなかった作品にも注目してほしい。きっとその方が、知見が広がります。

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私が権威ある賞について感じること。過去に生きる者が、その時代の一瞬の為ではなく、未来に残したい作品を考慮して選定してほしいものです。いくらその時代に影響を及ぼした立派な政治家でも首相にならなければ中々教科書に載りにくい、いくら強い設定のレスラーでもチャンピオンになっていないと後の時代に忘れられやすい、という傾向があることは否定できません。例がちょっと変ですが、どうも今の映画賞は未来へのメッセージ感じられません。そんなわけで、私は賞とは違う、未来向けレビューを書こうと思った次第です。残り2106本、お付き合いいただければ。

100年後の皆さんも、興味あれば鑑賞されたし。

Written by kiyasu 

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[OLD DIARY]

大学のライブラリー作品をレンタルして鑑賞。友人にその作品の素晴らしさを語った。

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