100年後の学生に薦める映画 2112本

未来の皆さんに価値ある2112本の紹介を目指します。100年後に現在の映画ビジネスは無くなっているという前提。

ピープルvsジョージルーカス鑑賞記

2,112年の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ。

番外:No.???? 『ピープルvsジョージ・ルーカス(アメリカ)』

People vs George Lucas

本日より全国にて劇場公開。かなり得るものがあったので、8点ほど記しておく。

前回の映画を観る前の「撮影記」エントリーはこちらです。併せてご参照ください。

http://2112.hatenablog.com/entry/2012/02/21/092325

 

1.『ピープルvsジョージルーカス』は快作。想像以上の面白さ。以前日本公開された『ファンボーイズ』を超えてお奨めできる。初日でリテラシーの高いファンが集まっていたのもあるが、劇場は大変楽しい空間。

2.『ピープルvsジョージルーカス』は、ファンがネット・書籍・集会で繰り広げてきた議論を、ユーモアたっぷりに視覚的に見せた作品である。長年議論を見守ってきた者は、さらに面白く観ることができる。勿論みていなくても楽しい。

3. 『ピープルvsジョージルーカス』は、100年後の映画ファンが観る価値がある。今の時代の熱狂や葛藤は文字だけでは伝わりにくい。100年後の人が「ハンが先に撃ったんだ」と激論することはないであろうから。あとでブログに書く。

4.『ピープルvsジョージルーカス』のクレジットに私の名前が載っていた。何だかんだ有難い!残念ながら私のインタビューは使われなかったが、監督が最終的に作った映画のテンポを考えれば仕方ないこと。むしろこのノリなら使っていただきたくなかった。

5.インタビューのとき、私は日本のファンとしてルーカス及び米国ファンに意見を喋った方がいいと思っていた。そんな必要なかった。ファンの考えることは世界共通。世界一丸となってルーカスと戦い、賞賛する映画に出来上がっていた。

6.映画で採用された人の台詞は皆、短く知的で比喩と冗談が上手い。見習いたい。

7.物作りしている米国ファンに驚いている帰り際の観客が何人かいましたが、日本でも某動画サイトのように物作りは一杯されていると思う。ここはゆっくり考えたい。

8.考えていることは同じでも、米国のファンには敵わない壁があるように感じた。本場は強い。ワクワクする。