『ダークナイト』 100年後の学生に薦める映画 No.0111
100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ
MOVIE No.0111 『ダークナイト』
2008 アメリカ・イギリス
[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]
『ダークナイト』は、2,008年に舞い降りた、映画ファンを熱狂させた作品です。観客は、この作品を観て自分たちが深層心理で求めていた作品が何かを知りました。新しいとはこの作品であり、現代らしい代名詞の作品となりました。何を隠そう、この作品は、所謂低俗なジャンルに分類されるコミックを原作とした、しかも最も有名なキャラクターの一人であるバットマンを題材としたものです。そんな、大衆向けの題材で、映画ファンに「文句のつけようがない圧倒的な完成度である」と唸らせる作品ができあがったのだから、大事件と言えましょう。未来のあなたがこの作品を完璧と思うかどうかは、正直判りません。ただ、こちらの時代においては、正義と悪の描き方がとてつもなく鋭く観客の感性と一致していたということを記しておきます。個人的には、これまでの映画とは違う表現であり、自分の求めている映画とは違うのではないかという疑問が頭から離れないのですが、当時私が半年に観た、オールタイムの映画の中でもTOP級であることに変わりはありません。
バットマンの歴史は別項で語りますが、本作のバットマンシリーズに位置づけについて。本作は、バットマン映画の中の新シリーズの2作目に当たります。新シリーズは、『バットマンビギンズ』『ダークナイト』『ダークナイトライジング』。旧シリーズの方で有名なのはティム・バートン監督によるもので、筆者としては、そちらの2作目の『バットマンリターンズ』を先の番号で紹介したかったのですが、バートン監督はもう少し後の番号で紹介したいという気持ちが別途あり、先に本作『ダークナイト』を紹介することになりました。中々頭を使うのです、番号付け。新シリーズ1作目の『バットマンビギンズ』を先に載せないのも、私のこだわりと思ってください。ただ、流石に1作目を観てから鑑賞したいと思う人も多いでしょうし、実際その方がよいと思います。シリーズ最初の方の作品を2,112本の中に除外すると、結果として2,112+α本観なければならなくなるので難しいところ。できる限りは2,112本に収まるようにしあす。ただ、『ロッキー』シリーズは最終作の『ファイナル』は入れても、途中の『4』『5』を入れる気はしませんが。・・・はい、蛇足です。
この作品で印象的なのは、やっぱり悪役ジョーカー。その狂気に酔いしれたし。
100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。
[DIARY 筆者の思い出]
友人と映画館で鑑賞。新宿の深夜レイトショー。
☆
[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]
FOR A.D.2,012 : ★★★★★
FOR A.D.2,112 : ★★★
---------------------------------------------------
written by kiyasu 2012/7/30 第一稿
---------------------------------------------------