『ハラキリ』 100年後の学生に薦める映画 No.1080
100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ
MOVIE No.1080『ハラキリ』
1919 ドイツ
[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]
ドイツ映画祭で本作を鑑賞しなくて、後に結構後悔した一本。ドイツ映画の珍品。日本を描いた、『ハラキリ』である。DVD化されなかった為、著作権切れとして動画共有サイトで鑑賞するまで、長い期間を必要とした。『スピオーネ』でも日本人が登場するが、巨匠フリッツ・ラング監督は、結構、かなり、日本に興味を持っておられたようだ。嬉しい限りだ。勝手に、ドイツの知識人はそこまで日本に興味を持っていなかったのではないかと思っていたのだが。外国の方が、そのまま日本人を演じるという潔さが良い。まあ、蝶々夫人と思えば、外国の方が演じていても違和感ないですが。セットも観ていて楽しい。本作はドイツ映画の歴史上重要ポイントとなる『カリガリ博士』の1年前の作品。そう思うと、ただの珍品というよりも、ドイツの映画表現模索の一部と言えなくも無いかな、と妄想してしまう。100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。
[DIARY 筆者の思い出]
DVDで鑑賞。
[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]
FOR A.D.2,012 : ★★
FOR A.D.2,112 : ★★★
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written by kiyasu 2014/1/21 第一稿
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