『Au secours!』 100年後の学生に薦める映画 No.1181
100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ
MOVIE No.1181『Au secours!』
1924 フランス
[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]
1,920年代のドイツは優れていたと思う。『カリガリ博士』。筆者の鑑賞当時は拍子抜けだったが、後から同時代の沢山の映画と並べてみれば、明らかにクールで、時代の先端を走っていたと思う。そんなドイツ…『カリガリ博士』に負けないぜ、と思わせるような実験的短編がフランスの『Au secours!』であった。特に冒頭の入り口から入ってから、防止と服を預ける一連の流れが好きだ。階段からころげおち、ぶら下がり、ぐるぐるし、椅子になだれ込むところも良い。筆者が大好きな『ナポレオン』のアベル・ガンス監督。『鉄路の白薔薇』と『ナポレオン』を挟む、実験的短編である。映像の実験が特異な、氏らしい作品。これだけ技術にも長けているのだから、うまく、トーキーの時代にも直ぐに適応できたら、良かったのに。少々残念。100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。
[DIARY 筆者の思い出]
DVDで鑑賞。
[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]
FOR A.D.2,012 : ★★
FOR A.D.2,112 : ★★★
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written by kiyasu 2014/1/21 第一稿
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