『血塗られた墓標』100年後の学生に薦める映画 No.1997
100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ
MOVIE No.1997『血塗られた墓標』
1960 イタリア
[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]
かなりマイナーな、B級映画のジャンルの一つに、「イタリア製ドラキュラ」として区分できる作品群がある。2112本の中では深く紹介は出来ないのだが、ここで紹介する。本作は、女ドラキュラを描いた『血塗られた墓標』だ。この手のジャンルの中では、傑作に当たる出来だと思う。鑑賞した最初は、オススメ度累計★8にしてしまおうかとも迷ったくらいだ。この作品の傑作度を上げているのは、ビジュアルだ。モンスター映画なのだから、ビジュアルは大切。本作の女優さんは、闇も光も美しく存在感がある。スチール写真の美しさにはほれぼれする。可憐な方も、モンスターな方も、である。この女優さんの立ち振る舞いは、日本人好みだと思うのだが…。イタリア映画だと、やはり映画ファン内でも浸透しづらいのかもしれない。本作を好きだと言う人に会ったことが無い。そんな、一作。100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。
[DIARY 筆者の思い出]
DVDで鑑賞。
[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]
FOR A.D.2,012 : ★★★★
FOR A.D.2,112 : ★★★
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written by kiyasu 2014/12/28 第一稿
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