『羅生門』 100年後の学生に薦める映画 No.0555 - 100年後の学生に薦める映画 2112本

100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ

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MOVIE No.0555『羅生門』

1950 日本

[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]

芥川龍之介さんの『薮の中』を映画化したもの。同じく芥川作品である『羅生門』は舞台のみの拝借。この辺の物語がいかに出来上がったかは、橋本忍さんの著書『複眼の映像私と黒澤明』が大変詳しい。

少々話しの骨格を言ってしまうので、未鑑賞の方は読まない方がより良いかもしれないが、本作は「何が真実なのかさっぱり」という物語である。当初日本では反応がイマイチであったが、ヴェネツィア国際映画祭グランプリを受賞。日本映画及び黒澤明の黄金期へと突入する。尚、個人的には本映画祭に向かう役者達の写真をフィルムセンターで見て感銘を受けた。こういう映画の外の出来事を含めて、映画史だと思った。

100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。

[DIARY 筆者の思い出]
国語の時間に鑑賞。でも時間が足らずオチまで観られなかった。数年後にオチを観て感動する。

[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]

FOR A.D.2,012 : ★★★★

FOR A.D.2,112 : ★★★★

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written by kiyasu 2012/6/10 第一稿

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