『自由を我らに』 100年後の学生に薦める映画 No.0150
100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ
MOVIE No.0150『自由を我らに』
1931 フランス
[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]
ルネ・クレール監督の快作の1つ。文明について、さらには、時間の緩やかさについて考えさせられる作品。先の番号で紹介している、チャップリンの『モダンタイムス』との類似点があり、裁判沙汰になったエピソードも。そのときは、クレール監督が「盗用されたのであれば光栄」と発言したことにより、チャップリンはことなきを得ました。話の展開が唐突なところがあるのはご愛嬌。最後のシーンは『モダンタイムス』に負けず劣らず好きです。
本作は、機械化されて人間性を失った世界からの解放を本作が描いているにも関わらず、80年後にこの映画を観ている私にとっては、この映画の時間の流れ方自体が、まだまだ人間味溢れるユートピアのように感じます。例えそのシーンが、機械化された場面であっても。100年後の皆さんにとって、私の時代に作られた映画の時間の流れはどのように見えるのでしょうか。
100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。
[DIARY 筆者の思い出]
図書館で鑑賞。
[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]
FOR A.D.2,012 : ★★★
FOR A.D.2,112 : ★★★★
---------------------------------------------------
written by kiyasu 2012/8/21 第一稿
-----------------------------------------
- 出版社/メーカー: 紀伊國屋書店
- 発売日: 2008/06/28
- メディア: DVD
- クリック: 1回
- この商品を含むブログ (2件) を見る
その他紹介一覧はこちら