『スター・ウォーズ_エピソード1/ファントム・メナス』 100年後の学生に薦める映画 No.2000
100年後の学生に映画を2,112本紹介致します、という設定のブログ
MOVIE No.2000『スター・ウォーズ_エピソード1/ファントム・メナス』
1999 アメリカ
[FOR A.D.2112 未来の学生に向けたレビュー]
随分と叩かれた作品である。
だが、これだけ、多くの社会現象を生み出した作品を、紹介しないわけがない。
この作品をプッシュすると、色々叩かれる可能性が高いのだが、筆者のポリシーにつき仕方が無い。
記念すべき累計2,000本目は
早い段階からこの番号は決めていてた。
1,000本目: 最初に作られた『エピソード4』
2,000本目: 新シリーズの幕開けとなった本作『エピソード1』
しかし…
まさか、さらなるシリーズが開始されることになるとは想定していなかった。
■本題の前にエピソード7について(読み飛ばして良い)
どれだけ、本シリーズに筆者は振り回されるのだろうか。
さらなる新シリーズの開始となる『エピソード7』は、筆者がこの文章を書いている時点で来年公開となる。少しずつイメージボードなどのリークが出始め…予告編もリリースされた。安心と失望の繰り返しと成る、愛憎劇の開幕である。
細かいことを書くと、筆者はストーリーボードの時点では他者より『エピソード7』を周りのファンよりかなり高い評価、実際の映像が出た予告編では周りのファンより低い評価をしている。
筆者は、映画の出来より、記憶に残ることを重視した、ルーカスの画作りが好きだったのだ。貧弱な情報量に興味は無い。このへんの筆者の戸惑いについては、2,111本目に予定している『エピソード6』の文章を読んでください。
■エピソード1は、そもそも世間的にはどんな位置づけでどんな評価か
まず、エピソード1は大いなる期待なか登場した
EPISODE4 ←空前のヒット。詳しくは該当作の紹介欄参照
EPISODE5 ←空前のヒット。詳しくは該当作の紹介欄参照
EPISODE6 ←空前のヒット。詳しくは該当作の紹介欄参照
長い沈黙
特別編の公開
EPISODE1←そして本作が作られた。EPISODE4-6の前日談が遂に明かされる!
EPISODE2
EPISODE3
という…位置にいたからだ。
しかし、作られた作品は、多くの人が予想したノリと違った。
クールなデザインでもなかったし、どちらかというと平和なノリの作品だった。
この場合、製作者はファンのことに強く耳をかす必要は無かった。
彼らの不満の8割は、大きな物語の1ピースとして、必要だった要素が多いからだ。2割は擁護しないが。
ともあれ、公開前に配給会社は発狂し、あらん限りの広告手段を投じた。
その宣伝効果がどれだけあったか判らないが、本作は、素晴らしくヒットした。
コアなファンは不満を述べるものが多く…擁護するファンも条件付きの擁護が多かったが…一方で新しいファンを生み、新しい熱狂を生んだ。
■エピソード1の楽しみ方
結論から言うと、本作は凄い。これだけの情報量をよく詰め込んだと思う。
過去作より偉大かと言われると違うし、映画として出来が良いかというと違う。
だが、凄いのである。それには楽しみ方がある。
パンフレットでも良いので、設定本を一杯見比べながら読む。画面に隠れたキャラクターやクリーチャーやドロイドを探す。その細かいデザインを見て、裏設定を知る。さらには、未来のエピソードとのリンクを知る。場合によっては、矛盾を議論する。
そんな、映画の楽しみ方ができるのであれば、本作は極上である。
勿論、そんな楽しみ方をしなくても、ライトセーバー戦など、ただただエンタテイメントとして楽しむことも出来る。間口の大きい映画だ。
100年後の皆さんも興味あれば鑑賞されたし。
[DIARY 筆者の思い出]
DVDで鑑賞。
[RECOMMEND 現在と未来へのオススメ度]
FOR A.D.2,012 : 測定不能
FOR A.D.2,112 : 測定不能
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written by kiyasu 2014/12/30 第一稿
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